アガベを育ててみたいけど、
・室内に置く場所も無い
あるとすると狭いベランダしか無いから無理か。と諦めていませんか?
実は、スペースが限られたベランダでも楽しくアガベを育成することは可能です。
ドーモ人柱冨蔵です。
100株以上アガベを育てた経験から、アガベを枯らさず育てる方法や育成のコツを発信してきます。Twitterでは植物育成に役立つ方法を発信していきますので、気軽にフォローください Twitterアカウント⇒@Tommy_steel_ht
この記事では、狭いベランダを有効活用してアガベを育成する方法を解説します。
この記事を読めば、決して沢山は育てられないけどベランダでアガベを枯らさず育てることができます。
株や道具を購入する前に確認すること
先ず確認が必要なのは
・ベランダのスペース
この二つです。
ベランダの方角
ずばり南向きであること。
特に南東が適していると言えます。
これはイメージし易いと思いますが、アガベは日光を好む植物なので、
日当たりがどれだけ確保できるかによって育成成功率が変わってきます。
南西は周囲の気温が高まってから日が当たるから葉焼けのリスクが高まるよ(遮光が必要)
自分のベランダの方角が分からないようなら
アプリのリンク先を貼っておくのでインストールしてみてみてください
ベランダのスペース
スペースの確認が何故必要かと言うと、
・購入する資材の量
これの見極めができないからです。
これをある程度イメージしておかないと、
洗濯物を干すときに邪魔になったり、
買ったものの量が多過ぎて使い切る前に使用期限が経過して
捨てなくてはいけなくなったりするからです。
何を買えばいいの?
次にどんなものを購入すればいいのかについてです。
ベランダ育成する場合、スペースに限りがあることが多いため
使用頻度が低いものを大量に購入するとスペースの無駄ですし、
消費できずに捨てなければならないこともあり注意が必要です。
・肥料について
・殺虫剤について
・あると便利なもの
これらについて解説していきます。
土はどんなものを買えばいい?
購入する土は以下の二点に気を付けていればOK
・一度の植え替えで使い切る程度の量
せっかく育てるなら土には拘りたいから、自分で配合してみたいという気持ちは解ります。
ですが、土って基本的には米10㎏くらいのサイズの袋が主流です。
3種、4種と配合する土の種類を増やすと、
来年まで出番の無い土を貴重なベランダに置いておかなければなりません。
ですので、ここはスペースをあけるためと割り切って少し割高でも少量の土を買うようにしましょう。
メルカリにアガベ専用に配合された土が売ってたりするから見てみてもいいかも
肥料はどんなものを買えばいい?
化学肥料を少量買っておけばOK
肥料も土と同じ考え方で、あまり大袋は買わないようにしましょう。
というのも、マグァンプのような顆粒の肥料は、水やりのタイミングでゆっくり土に溶け出します。
おおよそ1年程度効果を発揮すると書いてあるので、一度入れると来年までお役御免です。
しかも、使用期限が開封後2年とかなので、使い切れない場合が出てきて捨てる羽目になるかも。
液肥も希釈して使うものが多く、想定以上に減りが遅いので少量タイプでOKです。
赤玉が土に配合されている場合、リン酸を吸着してしまうのでリン酸の割合が多いものを選ぶといいよ♪
殺虫剤はどんなものを買えばいい?
アガベは虫との闘いになりますので、必ず殺虫剤は購入しましょう。
おすすめは
・遅効性の顆粒タイプ
この2タイプを購入しておくと安心です。
ちなみに、遅効性の顆粒タイプは肥料同様頻度が少ないので大袋は不要です。
ですが、スプレータイプは頻度も多く、株全体に振りかける必要があるため大きいサイズでOKです。
殺虫剤は”アザミウマ” ”カイガラムシ”に効く種類を選ぼう(対応していない殺虫剤も有る)
あると便利なものは?
スペースも日照も比較的豊富な庭での育成と異なり、
ベランダ育成では場所に合わせてある程度工夫が必要になります。
先ずは日照確保のアイテムがあると便利です。
例えば以下のハンガーは、ベランダの手すりに掛けることができるので、
太陽の位置やベランダの方角、障害物の影響で日照が確保できない場合に重宝します。
次に、置く場所を調整するために複数段のラックがあると非常に便利です。
というのも、季節によって太陽の高さは異なるため、
日照を確保するために季節に応じて置く位置を変える必要があるのです。
要は、
・冬の太陽は低いから上限に置く
こういう使い方をして日照時間を確保しましょう。という考え方です。
太陽の位置もそうですが、ベランダの手すりが遮光タイプの場合更に日照の確保が大変です。
ですので、ベランダ育成においては日照確保が最も気を付けるべきポイントになります。
沢山置けるからオススメということじゃあないよ。
日照を確保することに気を取られがちですが、実は遮光も考えておくといいと思います。
というのも、夏場ベランダは日光の照り返しによって想像以上に高温になっていることもあります。
その場合、葉焼けが起きてしまうというリスクが出てくるため、遮光ネットも備えておくといいです。
最後にじょうろですね。
マンションの場合、水遣りも考え物で、ホースリールタイプなんて置くスペースは無いでしょう。
でも大きいじょうろはスペース的に邪魔ですよね?
なので、省スペース設計のじょうろを購入することをおすすめします。
設置場所はどうやって決めればいい?
基本的には良く日の当たる場所に置きましょう。
加えて、蒸散を促すために風通しの良い場所に置くのもポイントです。
季節による調整
ラックの紹介のときにもチラっと説明しましたが、夏と冬で太陽の高さが異なります。
なので、一年中同じ位置に置くと日照が確保できない季節が出てきてしまいます。
より日照を確保するために、季節毎にアガベを置く高さを調整しましょう。
方角による調整
もし午前か午後どちらかしか日光を当てられない場合は、
午前中に日光が株に当たるようにしましょう。
要は、方角的には”南東”の方向に置きましょうということです。
これはちょっとマニアックなのですが、植物は午前中の方が光合成が活発だからです。
加えて、午後は気温も高い状態で日光に当たるため光合成が鈍くなり、
最悪葉焼けの危険が高まります。
葉焼けするともう元には戻らないので、後悔することになります。。。
その他の準備
冬に備えて、一時的に室内で育てられるように室内育成の準備をしておきましょう。
実は、アガベ育成において冬は鬼門です。
というのも、大体の品種が外気温5℃を下回ってくると冷害が起きます。
最悪枯れる危険がグッと高まるのもこの時期です。
アガベのような多肉植物は葉の中の水分が多いので、水分が凍って細胞が死ぬ危険が高まるよ
室内で育成する場合は、太陽の代わりに植物育成ライトを照らして育てます。
安定的に日照も確保できるので、徒長のリスクも軽減できるのでオススメです。
おすすめの品種
普及種になりますが、とっかかりとしておすすめなのは”王妃雷神”です。
株も非常にコンパクトで、そこまでガンガン日に当てなくても割と綺麗な形を保ってくれます。
但し、寒さに弱いので外気温10℃前後で室内育成に切り替えましょう
他の品種がいいんだけど、、、という方は以下のポイントを意識して選ぶといいです。
ベランダで育てる品種を選ぶポイントとしては、
・斑入り (賛否あるかも)
この二つだと思っています。
あまりベランダ育成ということで、スペースに限りがあるため、
あまり大きくならない品種を選択することをオススメします。
あとは斑入りですね。
これは賛否あると思いますが、斑入りの品種は一般的にそこまで日照が必要でないことが多く、
日照確保が難しいベランダ園芸に向いています。
まとめ あまり欲張り過ぎないことが成功のポイント
アガベ育成を始めると、いろんな魅力的な品種があるのでどんどん迎え入れたくなります。
ですが、スペースに限りがあったり、日照を確保できるスイートスポットが狭かったりするので、
上手く育てられず失敗してしまう確率が高まります。
なので、あまり欲張らずに余裕をもって少ない株を育てるように割り切ることが大切です。
ベランダでも上手に育てている方は沢山いるので、諦めずに試行錯誤して成功させましょう!!
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