アガベの天敵として有名なのは”アザミウマ”や”カイガラムシ”が有名ですよね?
見落としがちですが、梅雨時期にはその二品種に加えて”ナメクジ”もアガベの天敵です。
なぜならナメクジちゃんもアガベの葉っぱをムシャムシャしちゃうからなんです。
ドーモ人柱冨蔵です。
100株以上アガベを育てた経験から、アガベを枯らさず育てる方法や育成のコツを発信してきます。Twitterでは植物育成に役立つ方法を発信していきますので、気軽にフォローください Twitterアカウント⇒@Tommy_steel_ht
この記事ではナメクジの特長と退治方法について解説していきます。
この記事を読めばナメクジの効果的な退治方法を知ることができます。
ナメクジの特長は?
ナメクジは梅雨前に卵から孵化するので、梅雨に大量発生します。
そして秋に産卵して次の春に備えるというサイクルで生育しています。
ナメクジのすごい所は、交尾時にオス or メスを選択できる特長があるので、
相手がいれば必ず交尾できちゃうんです(繁殖性能高すぎ)
年中何度も孵化するわけではなく、梅雨時期だけなので対策頻度は少なくて済むよ
発達した嗅覚で獲物を嗅ぎ分ける
ナメクジの目は非常に悪く、明るいか暗いか程度しか判別できません。
それなのに、どうやってお目当ての食事にたどり着けるのか。
それは嗅覚が非常に発達しているからなんです。
なんと鼻4つあります(絶望)。
夜に活動する(夜行性)
実はナメクジは夜行性です。
なので、見つけて退治する時は、夜ライト等で照らしながら丁寧に探すことをオススメします。
葉の裏側にいたり、土にいたり見つけにくい所にいることが多いので、結構明るいライトがあると便利です。
昼間は体が乾燥しないように鉢の下などのジメジメした所に隠れてるよ
硬いものは食べられない
ナメクジの口は柔らかく、硬いものをバクバク食べることができません。
なので、柔らかい花なんかを食べることが多いそうです。
アガベは大きくなると葉が固くなりますよね?
なので、アガベの大株はあまり食べられません。
では何を食べるかと言うと、小さな実生苗を好んで食べます。
ナメクジの退治方法は?
巷で良く聞く退治方法
昔から良く言われているのは、
・ビールトラップ
この二つくらいかと思います。
確かにこれでも退治できますが、はっきり言って費用の割に効果は小さいです。
塩を撒く
ナメクジに塩を撒くと、塩が水分を奪って一時的に小さくなります。
確かに盛り塩するレベルまで撒けば、ナメクジの全ての水分を塩が奪って退治できるでしょう。
ですが、中途半端な量では死にません。
小さくなっても塩トラップから脱出して、水分を吸ったら元通りです。。。
ビールトラップ
実はナメクジはビールが好きです。
何故ナメクジがビールを好きかと言うと、アルコールが腐敗臭に似ているからだそうです。
ナメクジは雑食で、動物の死骸等も好んで食べるため、腐敗臭に似た匂いのビールに寄ってきます。
ではどうやって退治するのかというと、
深めの容器にビールを入れて放置するだけ。
ビールを飲みに来たナメクジがビールの池に落ちて溺死するという理屈です
でもさ、ナメクジにビールくれてやるくらいなら自分で飲みたいですよね。
しかも、おびき寄せられる範囲はせいぜい半径1m程度なので、
広い庭の場合かなりの数のビールトラップが必要になります、、、勿体ない
じゃあどうするのということで、二つの方法を紹介します。
先ずは
見つけて退治する場合は食器用泡スプレー
私がよくやるのが、泡タイプの食器用洗剤を振りかけて窒息させる方法です。
洗剤に含まれる界面活性剤によってナメクジ体内に洗剤が浸入して窒息します。
ペットボトルを半分に切って洗剤を底に溜めておいて、
割りばしでつまんで洗剤の沼に落とすスタイルが後の処理も楽なのでオススメ。
市販のナメクジ撃退スプレーよりも安価でおすすめです
待ち構えて退治する場合は農薬
いくら目を光らせていたとしても、ずっと見ていられるわけではないですよね?
その場合どうするのかというと、これはもう農薬に頼るしかありません。
気を付けないといけないのが、
ということです。
ナメクジを退治するために農薬を撒いたのに、肝心のアガベが枯れてしまっては本末転倒ですよね
なので、良く説明文を見て購入することをオススメします。
ちなみに、こちらの商品は土壌に悪影響を及ぼさず、水にも強いので屋外のアガベの土に撒いてOK
ネーミングはナメてますが、効果は抜群です(ナメクジだけに、、、)。
1シーズン梅雨時期に一度撒いておくだけでOKなので、手軽でオススメ
まとめ 対策は意外に簡単
食器用泡スプレーと顆粒のナメトールがあればOK。
しかも、実生苗のような柔らかいタイプの葉のアガベを気にしておけばいいので、狙いもつけやすい。
農薬耐性がつくアザミウマ等に比べると駆除できなくて悩む程ではないです。
一年に一度梅雨時期だけなので、是非忘れずに対策することをオススメします。
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