去年と同じように植物育成ライトに当てて育てているのに、生育状況が変わってきたと感じたことはありませんか?
ソレ、もしかするとレンズの劣化によってライトの照度が低下しているのかもしれません。
今回紹介するHaru designから発売されている”HASU38”はレンズのみを交換することができます。
常に良い状態で植物に光を当てられるように照度が落ちたら交換しましょう!
ドーモ人柱冨蔵です。
100株以上アガベを育てた経験から、アガベを枯らさず育てる方法や育成のコツを発信してきます。Twitterでは植物育成に役立つ方法を発信していきますので、気軽にフォローください Twitterアカウント⇒@Tommy_steel_ht
この記事では、HASU38のレンズの交換タイミングや交換方法について解説していきます。
この記事を読めば、調子が悪くなってきた植物育成ライトの照射効果を高めることができます。
なぜレンズは劣化するの?
HASU38に使用されている樹脂のレンズが、ライトの熱で熱せられることで劣化します。
人が想像しているよりも熱が物質に与える影響は大きく、
特に金属に比べて耐熱温度の低い樹脂は、
尚更その影響が大きくなります。
製品の型番から予想すると樹脂の耐熱温度は比較的高そう
耐熱温度はどのくらい?
公式HPの型番を見ると”RPS”と書かれています。
私の勝手な予想ですが、これは樹脂の素材を表していると思います。
これを調べると、、、
日本触媒のエポクロスという商標名にたどり着きました。HPはコチラ
エポクロスはポリスチレンでできているようなので、耐熱温度は70~90℃程度。
これがどの程度なのかというと、、、
材質 | エポクロス (ポリスチレン) | ポリエチレン (PE) | ポリプロピレン (PP) |
耐熱温度 | 70~90℃ | 95~130℃ | 100~140℃ |
はっきり言って全然耐熱温度は高くないから劣化しやすいよ
どうやってレンズの劣化を見極めるの?
シンプルに照度計を使って劣化具合を見極めましょう。
そんなこと言われても初期がどのくらいだったかなんてわかんねぇってばよ。。。
って方は、以下の記事に私が購入した直後に測定した値があるので参考にしてみてください。
レンズの交換方法は?
レンズの交換は3ステップで完了します。
②ネジ2本外す
③土台からレンズ外す
ひとつずつ説明していきます。
反射板取り外す
画像の部分を反時計回りに回すと取り外せます。
それを取り外すと反射板が外れます。
反射板は傷付けると反射能力が低下するので、丁寧に取り扱おう
ネジ2本外す
レンズは2本のプラスネジで止まっているため、手持ちのドライバーで取り外そう。
特に固く締まっているわけではないので、苦労しないと思います。
土台からレンズ外す
ネジが2本外れたら土台に付いたレンズを手で取り外すことができます。
この土台からレンズを取り外さなければ新しいレンズに交換することができません。
レンズは白い土台に圧入されているだけなので、
□の部分をドライバー等で押してレンズを取り外しましょう。
この白い土台のレンズが圧入されている部分を傷付けないように注意しましょう。
新しいレンズをはめ込むことができなくなる可能性があります。
注意点
交換する際の注意点は、
・交換後は手垢や汚れを取る
この二つです。
レンズを取り付ける方向が決まっている
先ずレンズを取り付ける向きですが、
レンズには、土台に取り付ける方向が決まっていて、
間違えると線が切れてライトが点灯しなくなります。
画像の方向に切り欠きがあるので、その向きに取り付けるようにしよう。
下の画像の赤□同士が合うようにレンズをはめ込もう
後はレンズを取り外した時と逆の手順で組み立てていけばOKです。
交換後は手垢や汚れを取らないと劣化が加速する
手垢などの皮脂によってレンズが劣化し易くなるので、
交換後はアルコール等でレンズをきれいにしておきましょう。
汚れているとライト本来の力を発揮できないため、清潔さを保とう
まとめ レンズは安価なのでこまめに変えよう
アガベを室内で育成する環境において、ライトの性能低下は死活問題です。
HASU38のレンズ自体は一個230円(2023年6月現在)と安価なので、
消耗品と割り切って交換することをおすすめします。
※レンズは今のところ公式HPからしか購入できません。
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