アガベの調子が悪い。それ枯れてる下葉が原因かもしれませんよ?

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アガベの育て方

春先根の処理をしてお気に入りの鉢に植え替えた大切なアガベ。日照時間や水遣りにも気を遣っているのにどうも調子が悪いっていうことはありませんか。

もしかすると枯れた下葉が邪魔して、葉の展開に重要な”根”が展開し辛くなっているのかもしれません。

ドーモ人柱冨蔵です。
100株以上アガベを育てた経験から、アガベを枯らさず育てる方法や育成のコツを発信してきます。Twitterでは植物育成に役立つ方法を発信していきますので、気軽にフォローください Twitterアカウント⇒@Tommy_steel_ht

この記事では日照時間の確保、水遣りのタイミングの次に重要と言っても過言ではない下葉の処理について解説していきます。

この記事を読むとお気に入りのアガベの成長促進や、枯らすリスクを軽減することができます。

・そもそも下葉ってどれのこと?
・ナゼ下葉を処理しないといけないの?
・いつどうやって処理すればいい?
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そもそも下葉ってどれのこと?

処理すべき下葉は枯れて茶色くなった葉

そもそも下葉というのは幹の下の方にある葉のことです。

一口に下葉といっても緑色のものや、枯れかけた茶色のものも様々あります。

アガベの下葉は、株が大きくなるにつれてどんどん枯れていきます(新陳代謝のようなものと勝手にとらえています)。

株の成長のために処理が必要な下葉は

”枯れて茶色くなった葉”

のことを指します。

画像の赤丸が処理すべき下葉です。

ナゼ下葉を処理しないといけないの?

新たな根が出るのを邪魔するから

アガベは下葉よりも幹の部分から出ている根が枯れてしまうことが良くあります。

幹の部分の根が密集していると新たな根を展開することができません

アガベは強いので、どうにかどこからか根を出そうとします。

何とか下葉あたりから出そうとするのですが、下葉が固いのでうまく根を出すことができないのです。

下の写真は葉と葉の間から出ようとしていた根です。

幸い下葉が固くなかったため、下葉を突き破って出てきていました。

下葉が固い場合はこのように根を出すことができません。

いつどうやって処理すればいい?

いつ⇒植え替え時 or 土乾燥時

植え替え時に古い根と併せて処理しましょう。一番手間が掛からず綺麗に下葉が取れると思います。

下の写真のように土を落として根の処理をした後に手で取ってあげれば綺麗に取れます。

土は乾いた状態で下葉を処理する方がいいでしょう。

土が濡れている場合、処理時に赤玉や鹿沼土等が押し潰され、排水性の悪化の原因になります。

どうやって⇒手でむしり取る or ピンセットで取る

植え替え時土から株を抜いた状態であれば手で千切れると思いますので、ガシガシ手で取ってOk。

鉢の状態で下葉を取りたい場合はピンセットを使って取るようにしましょう。

指でつまんで無理やり取ることはオススメしません。なぜなら根にテンションが掛かって根を痛める可能性があるからです

私は株のサイズや位置によって使い分けられるので、長短複数セットになったピンセットを普段使用しています。

ストレートタイプは力が入りやすいので下葉処理には特に重宝します。

・枯れた下葉は左右に動かせば綺麗に取れます!
・全然びくともしない場合は葉の中心にハサミを入れて裂くように取りましょう!

まとめ

下葉による根の不調は案外見落としがちです。アガベが不調になる原因は水分過多による根腐れや、虫による葉へのダメージだけではありません。

植物育成の基本は根がどれだけストレス無く張れるかということ。そのためには根の処理に加えて下葉の処理も非常に重要になってきます。

かっこいい株にすることに目を向けがちなアガベ育成。しかし、それは”植物を枯らさない方法”を理解した次のステップではないでしょうか。

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