この記事にたどり着いた人はかなりマニアですね。
室内でアガベを育てるためにサーキュレーターを当てた方がいいという情報は結構知られています。
ですが、当てる部分を気にしたことってあります?
恐らく、ほとんど居ないんじゃないかなと思います。
ドーモ人柱冨蔵です。
100株以上アガベを育てた経験から、アガベを枯らさず育てる方法や育成のコツを発信してきます。Twitterでは植物育成に役立つ方法を発信していきますので、気軽にフォローください Twitterアカウント⇒@Tommy_steel_ht
この記事では、アガベのどの部分にサーキュレーターで風を当てればいいのか解説します。
少しでも健康に育てたいという方は是非最後まで読んでみてください。
ずばり葉の裏側が最適!
この答えを聞いて、「いや何となく上から当ててたわ」って方もいるんじゃないでしょうか。
実は表面(画像の赤〇)ではなく、裏面(画像の青〇)が当てるポイントなんです。
実は私もこの事実を知る前は何とな~くライトと同じように上から当ててました。
ナゼ葉の裏側がいいの?
表面と裏面で何が違うのさ。と疑問に思いますよね?
実はアガベはというか植物は、葉裏側に空いた気孔と呼ばれる部分から
水を吸い上げて蒸発させているんです。
それを”蒸散”といいます
サーキュレーターは主に、その蒸散を促すために使用しているということです。
ちなみに屋外では、自然に吹いた風によって蒸散が促されるので、
基本的にはサーキュレーターはいりません。
蒸散の役割について
蒸散は水を吸いあげる以外にも重要な効果があります。
それは、、、
という役割です。
植物は、ライトから発せられる赤外線や、光合成によって熱が生じます。
その熱を葉の裏にある気孔と呼ばれる部分に風を当てて、
水分を蒸発させることで植物の体温を調節しているというわけなんです。
だから、サーキュレーターの風を当てるなら、気孔が集中している葉の裏側からがベストです。
植物は気化熱を利用して温度を調整しているんですよね(賢い)
気化熱による温度調整は、原理的には夏場現場の方が来ているファン付きのウェアと同じです。
これ着たことある人は効果がわかると思いますが、めちゃくちゃ涼しいですよね?
このウェアは、人がかいた汗をファンによって蒸発させて、
気化熱を利用して温度を下げる仕組みになっています。
これのすごさを知ってる方なら気化熱が馬鹿にできないのは理解いただけるのではないでしょうか。
サーキュレーターを当てるときのコツ
ここまで読んでいただいたら大体予想が付くと思いますが、念のため記載しておきます。
当然全ての葉に”気孔”があります。
満遍なく蒸散させるためには四方八方から風を当ててやるのが一番というのは理解できると思います。
そうなると、めちゃくちゃサーキュレーターが必要になってくるやん、、、と思いますよね?
なので、そうならないために多少値段が高くても
サーキュレーターを購入されることを強くオススメします。
コンパクトさと首振り機能が両立した商品もあるよ!!
ここからは私が選ぶオススメのサーキュレーターを紹介します。
おすすめのサーキュレーターは?
今回紹介する商品は、
・電気代が安い
・サイズ感
にフォーカスして紹介します。
※サイズ感については結構曖昧な表現になってしまい申し訳ないのですが、
コンパクトで小回りが利く方が良い方と、大きくてもいいから一台で賄いたい方といると思うので
両極端な製品を選ぶことにしました。
数ある商品の中でもとっておきの商品を紹介します。
小回りが利くコンパクトタイプが良い方向け
ルーバー(首振り) | |
電気代 | |
サイズ | |
価格 |
こちらの商品は小型、首振り機能が付いていて、尚且つ
・コードレスにもなる
・3Way (クリップ、壁掛け、卓上)で使える
というかゆい所に手が届く使い易い商品で、とてもオススメです。
ただ、首振り角度が60°なので、ルーバー機能は物足りないかも。
価格は2024年1月現在3,300円程で、比較的安い部類に入ります。
クリップ型は充電しながら使えないものも多いので、使い勝手が良いですね
ルーバー(首振り) | |
電気代 | |
サイズ | |
価格 |
こちらは恐らく最強のコンパクトタイプだと思います。
というのも、
・コードレスにもなる
・4Way (クリップ、壁掛け、卓上、吊り下げ)で使える
・タイマー使える(2h、4h、6h)
・上下左右にルーバー(首振りする)
といった特徴があって、これでもかってくらい機能てんこ盛りです。
機能が多い分価格が高いため(8,500円くらい)、そこが悩みどころ
一台でパワフルに当てたい方向け
設置スペースは十分確保できているし、あまり多い台数稼働させたくないって方は、
大型のサーキュレーターがいいでしょう。
個人的には床から上側に向けて当てる方がいいと思っているので、
小型のクリップタイプよりも大型のタイプをオススメします。
ルーバー(首振り) | |
電気代 | |
サイズ | |
価格 |
こちらは私が長年愛用している山善のサーキュレーターです。
とにかく
・上下左右にルーバー(首振り)する
という特徴があって、とても気に入っています。
サーキュレーター自体のサイズが大きいため、その点が少しマイナスですが、
風を送るという性能は安価なサーキュレーターに比べると比較にならないくらい良いです。
価格は2024年1月現在11,000円程度と高いですが、これを買っておけば間違いない
ルーバー(首振り) | |
電気代 | |
サイズ | |
価格 |
こちらの商品は、価格、性能のバランスがとてもいいサーキュレーターです。
というのも、2024年1月現在9,000円程で、ほぼほぼアガベに当てるサーキュレータの性能は満たしています。
この商品の一番の特長は、
です。
ラックなどに積んで植物を育てている方は、上段の方の株に風を当てる場合、
クリップタイプを選択せざるを得なかったと思います。
ですが、こちらの商品のように高さ調整できるサーキュレーターがあれば
そんな悩みも解決することができます。
ルーバー(首振り)が左右しか自動で動かないのが残念ポイントです、、、
まとめ 植物の性質を理解しよう
植物の性質を理解しないと、アガベを室内で育てるために買ったサーキュレーターが
宝の持ち腐れになります。
ですので、これを機に一度自分の育成環境を見直してみてはいかがでしょうか。
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