アガベの種蒔きに適しているのは春です。これは断言できます。
なぜなら、春なら暑い夏までにある程度成長するのである程度体力もついて
枯れる心配が減るからです。
でもお気に入りのアガベの種をGETしてどうしても撒きたいのよ私。
という方もおられると思います。
![](https://i0.wp.com/tommy-steel-heart.com/wp-content/uploads/2022/03/d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.jpg?resize=96%2C96&ssl=1)
ドーモ人柱冨蔵です。
100株以上アガベを育てた経験から、アガベを枯らさず育てる方法や育成のコツを発信してきます。Twitterでは植物育成に役立つ方法を発信していきますので、気軽にフォローください Twitterアカウント⇒@Tommy_steel_ht
この記事では、発芽には厳しい冬にアガベの種蒔きをする際に発芽率をUPさせるコツを解説します。
この記事を読めば、どんな季節でもアガベを発芽させる環境を整えることができるようになります。
アガベの種の特長
そもそも種って、いつどんなときに発芽するタイミングを感知するんでしょうか。
実は種の種類によって発芽の条件は異なるんです。
アガベの種はというと、
・気温が高いこと(20~30℃)
・湿度が高いこと
おおよそこういう条件であれば発芽が誘発されると言われています。
![人柱冨蔵](https://i0.wp.com/tommy-steel-heart.com/wp-content/uploads/2022/03/cropped-d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.jpg?resize=512%2C512&ssl=1)
冬は気温、湿度共に発芽するには条件が悪い季節ということ
種蒔きに必要なもの(屋内を想定)
![](https://i0.wp.com/tommy-steel-heart.com/wp-content/uploads/2023/10/1caa2f926e8c9133cc7f898955b5f5fb.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
冬に種蒔きを行うということで、前段の通り外では発芽が難しいので、
屋内を想定して必要なものを書き出してみました。
選ぶポイントについても併せてコメントしておきますので、参考にしてください。
種蒔きの基本的な方法は以下の記事を参考にしてください。
春以降でも使う一般的なもの
先ずは冬に限定せず、種蒔をするときに使用するものを紹介します。
どれも種蒔き意外にも使用できるものなので、購入しておいて損は無いです。
サボテンや塊根用の土(小粒推奨)
土は水はけの良いサボテンや塊根用の土を用意しましょう(赤玉とか入ってるやつ)。
種蒔き用の目の細かい土をオススメされる方もいますが、私はサボテンや塊根用の土を推奨します。
それには理由があって、目の細かい種蒔き用の土は保水性が高く将来的に根腐れの原因になるからです。
そのため、ある程度の大きさになったら水はけの良い土に植え替えるのですが、
植え替えのタイミングで根を痛めて成長が著しく遅くなってしまう恐れがあります。
![人柱冨蔵](https://i0.wp.com/tommy-steel-heart.com/wp-content/uploads/2022/03/cropped-d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.jpg?resize=512%2C512&ssl=1)
最悪の場合、そのままお亡くなりというパターンもあるので要注意です
深めのプラ鉢
種を撒く量にもよりますが、リンクのような深めのプラ鉢に用土を入れて種蒔きすることをオススメします。
根鉢というのは、鉢の中が根で埋め尽くされている状態のことで、
死んだ根のせいで排水性が低下して根腐れする危険が高まります。
![人柱冨蔵](https://i0.wp.com/tommy-steel-heart.com/wp-content/uploads/2022/03/cropped-d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.jpg?resize=512%2C512&ssl=1)
植え替えの回数が減らせるので、体力の低い小さい苗には深鉢は最適です
殺菌剤
前段で、発芽を促進するためには湿度を高めることも必要だとお伝えしました。
湿度が高くなるとどうなるかというと、カビ等の菌も増殖しやすい環境になります。
実はアガベの種にとってカビは天敵なので、殺菌剤を種に吸わせておく必要があります。
![人柱冨蔵](https://i0.wp.com/tommy-steel-heart.com/wp-content/uploads/2022/03/cropped-d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.jpg?resize=512%2C512&ssl=1)
使い方はシンプルで、ダコニールを水で希釈し、霧吹きでシュッシュとしておけばOK
冬場発芽率UPに欠かせないもの
これは大きく分けて二つあります。
先ずは、
赤色波長の植物育成LEDライト
種には人間のように目がついていないので光が当たっているかどうか、
どうやって判断しているのか疑問に思いますよね。
こういうの見たことありません?
![](https://i0.wp.com/tommy-steel-heart.com/wp-content/uploads/2023/10/d6c42e1a03dc3c5557bb71aa86d4ae6f.png?resize=223%2C103&ssl=1)
これは各色の光の波長を表しています。
実は、種は光の波長(赤色の波長)を感じ取ることで、光が当たっているかどうか判断しています。
残念ながら、LEDライトの中には赤色の波長を発していないものも多数存在します。
なので、赤色の波長を発するライトを選んで購入しないといつまでたっても発芽しません。
![人柱冨蔵](https://i0.wp.com/tommy-steel-heart.com/wp-content/uploads/2022/03/cropped-d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.jpg?resize=512%2C512&ssl=1)
ライトの説明文に”フルスペクトル”と記載されていれば赤色の波長が出ている証拠!
いろいろあってどれ選べばいいのかわからないよ、、、という方に向けて解説した記事があるので
是非参考にしてみてください。
ヒートマット
これめちゃくちゃ優れもので冬場の植物育成には無くてはならない必需品です。
鉢の下に敷いてコンセントにぶっ指すだけで外気温+10℃くらい鉢内の温度を上げてくれます。
エアコンでも温度を上げることはできますが、冬場の電気代はシャレにならないくらい高いので、
こういった器具を用いて節約しつつ温度を高めてあげましょう。
発芽率UPのポイント
![](https://i0.wp.com/tommy-steel-heart.com/wp-content/uploads/2023/10/c34f9f7394c0bad87e25953fd155552f.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
冬場は、光はともかく気温と温度の低さは致命的です。
それを補うために、
・サランラップを掛けて保湿
これを心掛けると発芽率はグンとUPします。
![人柱冨蔵](https://i0.wp.com/tommy-steel-heart.com/wp-content/uploads/2022/03/cropped-d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.jpg?resize=512%2C512&ssl=1)
ちなみに、光の強さは3万ルクス程度にしておきましょう。高過ぎると発芽しても焼け死にます
きっちり光の強さを調整したい方は照度計を購入することをオススメします(比較的安価)。
まとめ 冬でもアガベの成長を感じたいなら冬撒いてもOK
待てるなら厳しい冬ではなく、春まで待って撒くことをオススメします。
ですが、休眠期の冬でもアガベの成長を感じたいんやぁ!!ということなら、
発芽後は毎日成長を感じられるくらいグングン伸びてくれる冬に種蒔きもアリだと思います。
設備を整えて是非挑戦してみてください♪
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