アガベにオススメの土の配合について解説

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アガベの育て方

アガベをお店で買ってきてそのままの土で育てていませんか?

ちゃんとした専門店なら恐らく問題は無いと思いますが、

・個人から購入した株(メルカリとかヤフオクとかも)
・ホームセンターで購入した株

これらに使われている土は必ずしもアガベを育てるために適しているとは言えません。

というのも、コストを安く抑えるために良い土を使っていない可能性があるからです。

ドーモ人柱冨蔵です。
100株以上アガベを育てた経験から、アガベを枯らさず育てる方法や育成のコツを発信してきます。Twitterでは植物育成に役立つ方法を発信していきますので、気軽にフォローください Twitterアカウント⇒@Tommy_steel_ht

この記事を読めば、最低限ではありますがアガベを健康に育てるための土作りができるようになります。

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アガベ用の土の基本的な考え方

アガベは多肉植物ということもあって、乾燥した環境を好みます。

要は水はけがいい土を好むということです。

ですが、水はけがよければなんでもいいわけではありません。

あまり水はけを良くし過ぎると、根から水を吸う前に水が枯れてしまって吸えない場合があります。

どないせーちゅーねんって思いますよね。ワカリマス。

やり過ぎはダメなんですが、水はけが悪いよりはよっぽどマシです。

人柱冨蔵
人柱冨蔵

水はけの目安は夏場2,3日、冬場1週間から10日で土が乾くくらいがベスト

配合する土の種類

土は基本的には保水担当と排水担当に分かれます。

それぞれの土の機能を理解して配合していきましょう。

赤玉土

先ずは基本となる赤玉土です。

こちらは機能的には保水担当になります。

この赤玉土は

・保水性◎
・排水性◎
・肥料持ち◎

こういう特徴があります。

これだけ見ると性能抜群に見えますよね。

ですが、デメリットもあります。

・崩れやすい(崩れると排水性が悪化します)
・リン酸を吸着する(肥料の成分を離さない)
・重い

特に、水を吸うと崩れやすいという特徴があって、崩れると極端に排水性が悪化します。

人柱冨蔵
人柱冨蔵

排水性を考慮して中粒以上をベースに購入することをオススメします。

崩れ難ければ赤玉土は最強なので、硬質の赤玉土がオススメです。

崩れ難い硬質の赤玉土についての記事がありますので、興味があればドーゾ

鹿沼土

この土はアガベの用土に入れない人もいますが、私の考えでは”必要”だと思っています。

鹿沼土が必要だと思う理由は以下の記事で詳しく解説していますのでドーゾ

赤玉土同様に鹿沼土も保水性担当です。

じゃあ赤玉土でよくない?と思いがちですが、赤玉土に比べて

・崩れ難い
・肥料持ちが悪い
・軽い

こういう特徴があります。

二つ目の”肥料持ちが悪い”についてですが、そこまで必要が必要ではないアガベにとっては好都合で、

赤玉土にはない特徴になります。

つまり、赤玉土の悪い特性を補う性質を持っている土ということです。

人柱冨蔵
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排水性にばらつきが出るので、粒のサイズが整ったものを選びましょう

軽石(日向土含む)

軽石はイメージしやすいと思いますが、排水全振りの土(土ではないですが)になります。

赤玉土や鹿沼土と比較して

・軽い
・崩れ難い
・中性

こういう特徴があります。

実は、私が土を配合する際に一番気を付けるのがこの”軽石”の配合比です。

これをどれだけ入れるのかによってアガベに適した培養土にできるかどうかが決まると思っています。

人柱冨蔵
人柱冨蔵

水遣りの頻度が増えることになるため、ズボラな人は軽石の比率を少し下げましょう

また、中性なので酸度を気にせず配合できることも特長です。

くん炭

くん炭はあまり聞きなれない用土だと思います。

この用土は米のもみ殻をいぶして炭にしたものです。

はっきり言って赤玉土、鹿沼土、軽石だけでも用土として機能します。

ですが、くん炭を加えることで

・肥料持ちが良くなる
・土の中の微生物が増える
・酸性の用土を中性に近付ける(要はアルカリ性)

こういった良い効果が期待できます。

こう見るとスーパー万能用土じゃない?

だから入れない手は無いんです。

人柱冨蔵
人柱冨蔵

但し、水やりの際に鉢から流れ出ることが多いので、それを見越して少し多めに入れよう

土の中の微生物って。。。?

ここでちょっと土の中の微生物について補足です。

土の中にいる微生物は例えば

・土壌を改良してくれる
・肥料を吸着して持ち帰ってくれる

こういった植物にとって良い状態を作ってくれるんです。

ですが、この微生物の住処が土の中に少ないため何もしないとあまり増えません。

実はくん炭はこの微生物たちの住処になるという特徴があるため、

土の中にくん炭を入れると微生物が増えて土壌がどんどん良くなります。

酸度について

実は植物が育つ環境としては弱酸性が適していると言われています。

あまり難しい説明は省きますが、極端に酸性やアルカリ性に土壌が傾くと、

吸収されにくい養分があるため上手く育たない特長があります。

赤玉土や鹿沼土は酸性の用土なので、アルカリ性のくん炭を配合することで、

酸性の用土を中性(要は弱酸性)に近付けることができます。

おすすめの配合

これらの情報を踏まえて私がオススメする土の配合比を解説します。

育てる環境に応じて自分なりに調整することをオススメしますが、

以下の配合比をベースに少しずつ調整してみてください。

実生&子株編

先ずは実生苗と子株に使う用土についてです。

赤玉土鹿沼土軽石くん炭
配合比
粒サイズ小粒小粒小粒
実生苗、子株は若干粒を小さめに、保水性の土を多めに配合しましょう

実は実生苗や子株は根が少なく弱いため、

水切れして根が枯れると一発で株自体が枯れる可能性が高まります。

なので、水切れさせないために小さい粒の土で、

保水性が高い赤玉土や鹿沼土を多めに配合しましょう。

中&大株編

次に中株、大株の配合についてです。

赤玉土鹿沼土軽石くん炭
配合比
粒サイズ中粒中粒中粒
中株以降は軽石を多めにし、粒のサイズも大きくすることで排水性を高めた配合にしましょう

中株以降になると、株自体も強くなるので多少根が枯れてもどんどん新しい根を出すことができます。

なので、根が死ぬことを恐れずに排水性を高めて徒長しにくい環境を作ってあげましょう。

人柱冨蔵
人柱冨蔵

保水性が高いと徒長しやすくなり、一度徒長すると仕立て直すのにかなり時間がかかってしまいます

まとめ オリジナル配合が楽しみの一つ

今回紹介したのは、私が普段配合している土の配合比で、必ずしもこれが最適とは思いません。

というのも、育成環境によっても育ち方に大きく左右されるため

100人いたら100通りのやり方があると思っているからです。

ですが、基本的に大きく道を逸れた配合にはなっていないはずなので、

この配合比をベースに少しずつ自分の環境に合った配合比を見つけていきましょう!!

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