親株を見て子株を買ったのに、育ててみると棘や鋸歯が全然親株みたいに育たない。。。
詐欺が横行しているアガベ界隈でパチもん掴まされたかもって嘆いていませんか?
実はそれ、貴方の育て方に問題があるのかもしれませんよ?
ドーモ人柱冨蔵です。
100株以上アガベを育てた経験から、アガベを枯らさず育てる方法や育成のコツを発信してきます。Twitterでは植物育成に役立つ方法を発信していきますので、気軽にフォローください Twitterアカウント⇒@Tommy_steel_ht
今回のこの記事では、私が考える上手く棘や鋸歯が育たない理由を発信します。
正解かどうかはわかってはいませんが、植物の性質からこれが理由かな?という内容をお伝えします。
そもそも鋸歯や棘って何のためにあるの?
アガベにおけるこの棘や鋸歯は、サボテンでいう所の棘と同じ理由で発達したと考えられます。
そもそも、サボテンの棘って何であるのか。
サボテン等の多肉植物は、体内に多くの水分を含んでおり、
乾燥地帯において、動物たちの貴重な水分減になり得ます。
ですので、容易に食べられないための防衛として”棘”を発達させたと言われています。
アガベも比較的乾燥している地域に生息しており、動物から身を守るために発達したと推測します(多分合ってる)
棘や鋸歯のもう一つの機能について
この記事を読みに来てくれた方は、棘や鋸歯が弱々しくて悩んでますよね?
ということは、厳つく荒々しくしたいと思っていると思います。
サボテンに置き換えて考えると、、、
棘の発達は蒸散を防いで乾燥から守ってる
どういうことかと言うと、植物は根から水を吸い上げるために
葉の表面(具体的には葉の裏側)から水を発散しています。
蒸散(じょうさん、transpiration)とは、植物の地上部から大気中へ水蒸気が放出される現象である。蒸散は主に葉の裏側で起こるが、これは、蒸散の行われる気孔が裏側に集中しているためで、葉の表側や茎、花、果実においても見られる。
地面に水が豊富にあれば、蒸散が促されるとどんどん根から水を吸うことができます。
ですが、サボテンやアガベのように比較的乾燥している地域に生息する植物はどうでしょうか。
そもそも吸う程水なかったりしますよね?
じゃあどうするかというと、葉から水が発散しないように、葉の一部を棘に変化させたそうです。
アガベも棘や鋸歯のサイズを大きくして蒸散を防いでいるのかも
それを裏付ける理由として、アガベの棘は葉の表側よりも裏側の方が発達してることが多いですよね?
どういうことかと言うと、気孔と呼ばれる水を蒸発させる孔は葉の裏側にあります。
その証拠に、画像を見ていただくと分かりやすいのですが、葉の裏側は棘が発達しています。
逆に、表側は全然発達してないですよね?
このことから、棘の発達は水分の蒸発を防ぐ役割も担っていると考えられそうです。
どうやって棘&鋸歯のサイズを大きくする?
ということは、棘や鋸歯のサイズを大きくするためにどうすればいいかというと、
室内育成の場合は、
・サーキュレータの風をガンガン当てる
・排水性の高い乾燥し易い用土にする
このような環境で蒸散を急速に促しながら育成すれば、
防衛本能が働いて本来の親株のような形に近付けることができるかもしれません。
その証拠に乾燥地方のオアハカのオテロイなんかはどれもとっても棘や鋸歯が荒々しいですよね
まとめ 兎に角風を当てて乾かそう
葉の表面の温度を下げて葉焼けのリスクを下げるためにも有効な”風”。
より強く風を当てることで弱々しかった棘や鋸歯も荒々しく育ってくれるかもしれません。
本件に関してはあくまで私の仮説であって確証は無いので、
育てていきながら仮説が正しいか検証していこうと思います。
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