アガベLoverにとって最早儀式になっている”発根管理”
中には発根管理中に腐らせてしまって苦手意識を持ってしまっている方いませんか?
実は、子株にもいくつか種類があります
・親株の根元から生えた脇芽の子株
実はこの二種類の子株、
植物生育の観点から確立が高い方が存在するんです。
どっちだと思いますか?
ドーモ人柱冨蔵です。
100株以上アガベを育てた経験から、アガベを枯らさず育てる方法や育成のコツを発信してきます。Twitterでは植物育成に役立つ方法を発信していきますので、気軽にフォローください Twitterアカウント⇒@Tommy_steel_ht
この記事では、何故子株の種類によって発根難易度が変わるのか解説します。
この記事を読めば、購入する子株の形から発根し易そうかどうか判断できるようになります。
発根し易いのは、、、
ずばり親株の根元から生えた脇芽の子株
それは何故かというと、
植物は根に近い程根が発達し易いから
なんです。
このことを”幼若性が高い”と表現します。
樹全体の幼若性を分類すると、幹(根)に近い部分ほど幼若性が高く、先端に近いほど幼若性が低くなる。
挿し木の基本より引用
単純に幼若性が高いと発根し易いと考えてOKです
胴切り子株の場合どれを選べばいい?
もし親株が残っている場合は、
・なるべく根元に近いところで切られているもの
どちらかを選択するといいと思います。
ですが、メルカリやヤフオク等のWEBで購入する場合、
子株しか写っていないことが多いので判断が難しいと思います。
ほなわからんがな、、、どうしたらえーねんとなりますよね。
残念ながら胴切り子株の場合は、根に近い所から出た株なのかというのは見分けがつきません。
ですが、脇芽の子株かどうかは形から見分けがつく場合があります。
ざっくりした見分け方
脇芽の子株かどうか判断するときに注目するポイントは
・根元に白い部分が沢山残っているかどうか
この二つに注目していつも選んでいます。
葉が長いかどうかについて
実は、親株の根元に近い場所から生えた株程葉が長く育ちやすい環境なんです。
どういうことかと言うと、この親株の根元から生えた脇芽の子株は、
いわゆる”徒長枝(とちょうし)”と呼ばれるものに近く、
親株の養分を根元で吸い取ってしまうので、
養分が多過ぎて徒長気味に育ちます。
しかも、親株の葉に光を遮られているため、光を求めて葉が長く成長し易くなります。
徒長枝(とちょうし)とは、樹木の幹や太い枝から上方に向かって真っ直ぐに長く太く伸びる枝を指す園芸用語。徒長枝は樹形を乱す上に花芽がつきにくいことから、無駄な養分の使用を抑えるために通常は樹木剪定の際に剪定すべき枝とされる。過剰な撒水や施肥、日照不足や高温などによって発生しやすい。
wikipediaより引用
アガベ界隈ではこの形を”ネギ”と表現されることもあるよ
根元に白い部分が多いことについて
植物は成長するために光合成で養分を生成します。
それは葉緑体という部分で光合成するのですが、光が当たらないと葉緑体を生成しません。
なので、親株の葉の下から生える子株の根元には光が当たりにくく、
葉緑体が生成し難いのです。
一方、胴切り株は遮るものなく光を浴びれるので、根元近くまで緑色をしていることが多いです
胴切り株は根元がスパッと平面で切れていることが多いよ
まとめ 初心者は形が悪くても脇芽の子株を推奨
アガベ育成の登竜門である”発根管理”ですが、初心者の場合は失敗することも多いです。
ですので、なるべく発根し易い”親株の根元から生えた脇芽の子株”を選択するようにしましょう。
どうしても胴切り株で欲しいものがあれば、可能な限り根元に近いものを選択することをおすすめします
せっかく始めたアガベ育成が嫌になってしまわないように少しでも力になれれば幸いです。
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